スタイは何枚必要?いつからいつまで使うの?

赤ちゃん用品の一つであるスタイは、別名「よだれかけ」とも呼ばれ、その名の通り、赤ちゃんのよだれを拭うためのアイテムです。比較的お手頃な価格で購入することができ、また可愛いデザインのものがたくさんあるため、出産祝いのプレゼントとしても人気です。

 

 

スタイの種類とそれぞれの使い方


たくさんあるスタイの中からどんな商品を選べばよいのでしょうか?素材やデザイン、留め具の違いなどについて説明していきます。

 

» 素材の違い

スタイの素材として一般的なのは、綿、タオル地、ガーゼなどです。

 

綿素材のスタイは、薄手で速乾性が高いというメリットがあります。しかし、よだれが大量に出てしまった場合、一度に拭いきれない場合もあります。その点、タオル地やガーゼ素材のスタイは吸水性に優れています。しかし一度濡れてしまうと乾きにくいのがデメリットです。

 

» デザインの違い

スタイは、首元から胸にかけて、赤ちゃんの上半身の前面をカバーする四角いタイプのデザインが一般的です。スタイによっては、赤ちゃんが寝ている時にスタイが顔を覆ってしまわないよう、胸周りで固定するための紐がついているタイプもあります。

 

バンダナのような形のバンダナスタイは、見た目がスタイっぽくなく、とてもおしゃれです。商品によってはリバーシブルで使用できたり、バンダナを広げるとハンカチとして使用できたりする機能性の高いものもあります。

 

赤ちゃんの首周りをぐるりと360度覆うドーナツ型のスタイも人気です。もし前面がよだれで濡れてしまったら、スタイをくるりと回転させ、濡れていない部分を使用できます。

 

ちなみに、離乳食が始まった頃から使用するお食事エプロンは、スタイに似た形をしていますが用途が異なります。お食事エプロンは、赤ちゃんの食べこぼしをキャッチするためのものなので、食事中以外は使用しません。

 

» 留め具の違い

スタイの留め具には、ワンタッチで留められるスナップボタンやマジックテープなどが使われます。首周りの長さを調節できるよう、留め具が何個かついている場合もあります。

 

留め具ではなく、首の後ろで紐を結ぶタイプのスタイもあります。長さが調節しやすく、見た目も可愛らしいのですが、よく動く赤ちゃんの場合、紐を結ぶ間に赤ちゃんが動いてしまうなど、実用性に欠ける場合もあります。

 

首周りがゴム紐になっていて留め具がついていないタイプのものは、かぶせるだけで装着ができるのでとても楽です。しかし、万が一スタイが何かに引っかかってしまうと、赤ちゃんの首が絞めつけられてしまう可能性も考えられますので、使用には注意が必要です。

 

二人の男の子を育てる我が家では、出産祝いとして可愛いスタイをたくさんいただきました。襟のようなデザインのものや可愛い刺繍がほどこしてあるものなどがあり、長男がスタイを使い始めた頃は、ファッションアイテムのようなイメージで使っていました。

 

しかし、離乳食が始まりよだれの量が多くなってくると、重宝したのはシンプルな形のものです。飾りがついていたり、刺繍がついていたりするものは、洗濯時に気を使う上、離乳食の食べこぼしなどがなかなか取れないこともあり、実用的ではないと判断。段々と綿やタオル素材のもので、洗濯機でもジャブジャブ洗えるタイプのシンプルなスタイを好んで使うようになりました。

 

ただ、デザイン性の高いスタイを全く使わなかったわけではありません。子供の入園式やお出かけ時など、改まった場面では、特別感のあるスタイが大活躍しました。

 

 

スタイは何枚必要?


赤ちゃん用品の中には、ベビーカーや抱っこ紐、授乳用ケープなど、一つか(多くて)二つあれば十分足りるというアイテムも多いです。しかし、スタイは毎日何枚も使うものなので「あればあるだけ使う」アイテムです。また、繰り返し洗濯するうちに、縮んでしまったり汚れてしまったりすることもあり、買い替えが必要になる場合もあります。

 

スタイは、オムツのように赤ちゃんを出産後すぐに大量に必要になるアイテムではありません。またよだれの量には個人差があり、赤ちゃんによって必要な枚数は異なります。出産時には数枚から5枚程度用意しておけば十分です。赤ちゃんの成長と共に、必要に応じて買い揃えていけば問題ないでしょう。

 

冒頭でも触れていますが、スタイは出産祝いとしてもらうことも多いアイテムです。出産祝いをもらううちに、必要な枚数が揃ってしまったという方もいるかもしれませんね。

我が家の次男はとにかくよだれの量が多い赤ちゃんでした。スタイをしていてもすぐに濡れてしまい、よだれの量が多いので、スタイだけでなく洋服まで濡れてしまいます。スタイだけでなく着替えの洋服も大量に持ち歩くのが大変で途方に暮れていたところ、同じくよだれ多めの赤ちゃんを持つママ友から伝授された方法は「スタイの二枚使い」でした。言葉通り、スタイを二枚装着するという方法です。

 

まず薄手で襟口が狭いタイプのスタイを内側に着せます。そしてその上に厚手で襟口がゆったりとしている大きなスタイを着せます。そうすると、厚手のスタイが赤ちゃんのよだれをキャッチしてくれますが、内側のスタイのおかげで中に着ている洋服は濡れません。スタイの替えは大量に必要ですが、洋服まで着替えさせる必要がなくなり、外出時も楽になりました。次男がこのスタイルでスタイを大量に使っていた時期は、我が家には全部で10枚以上のスタイがあり、毎日朝晩洗濯してそれらを使いまわしていました。

 

  

いつからいつまで使う?


スタイを日常的に使用するようになるのは、赤ちゃんのよだれが多くなる生後数か月頃から。個人差がありますが、離乳食がスタートする生後5か月頃からは、よだれの量がぐんと増える赤ちゃんも多いでしょう。

 

スタイが不要になるのは、赤ちゃんのよだれが気にならなくなるまでですが、この時期も個人差が大きいです。子供によっては離乳食が完了する1歳半には全くスタイが不要になる場合もありますし、もっと大きくなっても日常的にスタイが必要な子供もいます。

  

 

<ママライターの体験談>

我が家の次男はとにかくよだれの量が多く、3歳の誕生日前日までスタイを日常的に装着していました。しかし3歳になると、保育園の先生から「もうスタイは卒業しても良いのではないでしょうか?」とアドバイスいただき、強制的にスタイを卒業。まだよだれは出ていましたが、言葉も理解できる年齢になっていたので、日中は「お口を閉じようね」と頻繁に言い聞かせることで乗り切りました。

  

 

まとめ

素材もデザインもさまざまな種類があるスタイ。よだれを拭うだけでなく、ファッションのワンポイントとしても可愛いですよね。ぜひお気に入りのアイテムを探してみてはいかがでしょうか。