子どもの乾燥肌の原因は?保湿ケアの方法・お風呂の入り方・受診の目安

子どものほっぺがカサカサしていたり、お風呂上がりに脚をかゆそうにしていたり。
「保湿が足りないのかな?」
「今使っているものが、肌に合っていないのかも?」
そんなふうに、毎日のケアに迷うことはありませんか?
子どもの乾燥肌対策の基本は、肌をやさしく洗って清潔にし、保湿を続けることです。特に乳幼児の肌はバリア機能が未熟で、外からの刺激を受けやすいため、肌の状態に合わせたスキンケアが大切になります。www.erca.go.jp
ただし、赤みや湿疹、強いかゆみがある場合は、保湿だけでは十分でないこともあります。ケア用品を次々と変える前に、小児科や皮膚科に相談しましょう。
この記事のポイント
- 汚れは泡と手でやさしく洗い、十分にすすぐ
- 熱いお湯や長湯、タオルでのこすりすぎを避ける
- 入浴後や朝の着替えに合わせて、保湿を続ける
- 衣類やケア用品は、子どもの肌に合うかを見て選ぶ
- 赤み・湿疹・強いかゆみがあるときは、医療機関に相談する
子どもの肌が乾燥しやすいのは、なぜ?
肌の表面には、水分を保ち、外からの刺激を受けにくくする働きがあります。これが「肌のバリア機能」です。
子どもの肌、特に乳幼児の肌は、この働きがまだ十分に整っていません。乾燥や摩擦などの影響を受けやすいため、日々のケアが必要です。
空気の乾燥や、洗い方が影響することも
子どもの肌の状態は、季節や暮らしの中の刺激によっても変わります。カサカサが気になるときは、次のようなことを振り返ってみましょう。
- 空気が乾燥していないか
- 熱いお湯に入ったり、長湯したりしていないか
- 体を洗うときや拭くときに、強くこすっていないか
- 衣類の縫い目やタグが、肌に当たっていないか
- 汗で湿った服を、長く着たままにしていないか
乾燥の原因は、ひとつとは限りません。「洗い方が悪かったのかな」と自分を責めず、できるところから見直してみてください。
かゆみや湿疹を「乾燥だけ」と決めつけない
肌が乾燥すると、かゆみを伴うことがあります。かいて皮膚が傷つくと、さらに症状が悪化することもあります。
一方で、赤みやブツブツ、繰り返す湿疹には、アトピー性皮膚炎やかぶれなどが関係している場合もあります。見た目だけで判断せず、気になる症状が続くときは受診しましょう。www.okayamasaiseikai.or.jp
お風呂では「やさしく洗う・よくすすぐ・保湿する」

乾燥が気になるからといって、汚れを落とすことまで控える必要はありません。スキンケアでは、皮膚を清潔にすることと、保湿することの両方が大切です。「洗わない」ことよりも、「こすりすぎずに洗う」ことを意識してみましょう。www.erca.go.jp
・熱いお湯や長湯を避ける
乾燥や湿疹があるときは、38〜40℃程度のぬるめのお湯を目安に、子どもの様子を見ながら調整しましょう。熱さを我慢させたり、長く温まらせたりする必要はありません。www.mm-kids.jp
大人の感覚だけでは湯温が分かりにくいときは、温度計で確認する方法もあります。
・洗浄料は泡立てて、手でやさしく洗う
石けんやボディソープはよく泡立て、手でやさしく洗いましょう。泡で出てくるタイプなら、泡立てる手間を減らせます。
硬いスポンジやタオルでゴシゴシこすったり、同じ場所を何度も洗ったりすることは避けてください。
洗浄料は、対象年齢や使用方法を確認して選びます。「ベビー用」「アミノ酸系」といった表示だけで、すべての子どもの肌に合うとは限りません。使ったあとに赤みやしみる様子があれば、使用を見直しましょう。
・泡やシャンプーを、十分にすすぐ
首や耳の後ろ、脇などは、洗浄料が残っていないか確認したい場所です。
シャンプーやコンディショナーを使う場合も、顔や背中についたものをよく流しましょう。すすぐときも、肌を強くこする必要はありません。koizumi-shigeta.or.jp
子どもの保湿ケアは、いつ・どうやって行う?

保湿は、肌の状態を見ながら、毎日の習慣にしていくことが大切です。
入浴後と朝の着替えに合わせると続けやすい
入浴後は、体をやさしく拭き、時間を空けすぎずに保湿しましょう。
乾燥しやすい子どもには、朝と入浴後の1日2回を目安に、肌の状態や医師の指示に合わせて保湿する方法があります。morino-kodomo.com
「何分以内に塗らなくては」と焦るより、タオルや着替えと一緒に保湿剤を用意して、無理なくケアできる流れをつくっておくとよいですね。
お風呂上がりの保湿、基本の4ステップ
-
タオルをやさしく当てて、水分を取る
ゴシゴシこすらず、押さえるように拭きます。 -
保湿剤を、部位ごとに分けて置く
腕・脚・お腹など、数か所に分けてから塗ると、広げやすくなります。 -
手のひらで、やさしく塗り広げる
強くすり込まず、肌の上に薄い膜をつくるような気持ちでなじませます。 -
塗り残しと、肌の変化を確認する
首まわりや手足なども確認し、赤みやしみる様子がないか見てあげましょう。
塗る量は、製品の表示や医療機関で教わった量を参考にしてください。少量を無理に引き伸ばして、肌を何度もこすらないようにしましょう。
顔やほっぺも、こすらずケアする
顔は、よだれや食べ物を拭き取る機会が多い場所です。
汚れがついたときは、やわらかな濡れタオルなどでやさしく取り、その後の保湿も忘れずに。何度も強く拭くことは避けましょう。
保湿剤は顔に使用できるものを選び、目や口の中に入らないように塗ってください。赤みや湿疹がある部分に塗ってしみる場合は、そのまま使い続けず、医師や薬剤師に相談しましょう。
保湿剤の選び方|成分だけでなく、肌との相性も大切に

「どの保湿剤が一番よい?」と迷うこともありますが、肌に合うものは子どもによって異なります。
対象年齢や使用部位を確認したうえで、乾燥の程度、使用感、毎日の塗りやすさに合わせて選びましょう。
ローション・乳液・クリーム・ワセリンの違い
| 種類 | 特徴 | 選ぶときに確認したいこと |
|---|---|---|
| ローション・乳液 | 伸ばしやすく、広い範囲に塗りやすいものが多い | 塗ったあとも乾燥が気にならないか |
| クリーム | しっとりした使用感のものが多い | 肌をこすらず塗り広げられるか |
| ワセリン | 肌の表面を覆い、水分が逃げるのを防ぐ | 使用部位や、ほかの保湿剤との組み合わせ |
ワセリンも、保湿に使われるもののひとつです。**「必ずローションを塗ってからでなければいけない」というわけではありません。**単独で使うか、ほかの保湿剤と組み合わせるかは、肌の状態に合わせて考えましょう。www.mhlw.go.jp
「無添加」「オーガニック」だけで判断しない
無香料や無着色といった表示は、選ぶときの参考になります。ただし、その表示だけですべての子どもの肌に合うとは限りません。
植物由来の成分でも、肌に合わない場合があります。新しい製品はまず狭い範囲で様子を見て、赤みやかゆみなどが出たら使用を中止してください。
湿疹がある場合や、これまでに化粧品でかぶれたことがある場合は、使う前に医師へ相談しましょう。
セラミドの種類や数に、こだわりすぎなくても大丈夫
セラミド配合の保湿剤も選択肢のひとつですが、配合されている種類や数だけで、子どもの肌に合うかを判断することはできません。
刺激を感じないか、毎日塗りやすいか、買い足しやすいか。そうした使いやすさも大切にしてみてください。
処方される保湿剤と、市販品は同じとは限らない
医療機関で処方される保湿剤と、ドラッグストアで購入できる製品は、同じ成分を含んでいても同じ商品とは限りません。
市販品を選ぶ場合も、子どもの年齢や症状、使う場所を薬剤師に伝えて相談しましょう。処方された薬を使っている場合は、自己判断で別の製品に置き換えず、医師に確認してください。
衣類や洗濯も、「その子に合うか」を見直す

肌に触れるものは、素材の名前だけでなく、着たときの様子を見て選びましょう。
肌着は、チクチクしにくく着心地のよいものを
綿の肌着は選択肢のひとつですが、綿100%なら必ず合う、化学繊維なら必ず刺激になる、とは言い切れません。
素材に加えて、縫い目やタグ、締め付け、蒸れやすさも確認してみてください。着たあとにかゆがるものは避け、汗で湿った服は着替えるようにしましょう。
洗剤は適量を守り、すすぎも確認する
洗濯洗剤や柔軟剤は、まず表示された使用量や洗濯方法を守りましょう。
香りや消臭効果の強さだけで、肌への刺激を判断することはできません。製品を変えたあとにかゆがるなど、気になる変化があれば使用を見直し、医師に相談してください。
原因を探すために、衣類や洗剤を一度にすべて買い替える必要はありません。気になることをひとつずつ確認していきましょう。
毎日のお風呂を助ける、アイテムの選び方
スキンケアを続けるためには、肌に合うことに加えて、毎日使いやすいことも大切です。
お風呂の支度や湯上がりのお世話を、少しラクにできるものを選んでみてください。
タオルは「こすらず拭きやすいか」で選ぶ
タオルは、やわらかな肌触りと、水分の取りやすさが選ぶポイントです。
赤ちゃんの体を包みやすい大きさか、洗濯して使い続けやすいかも確認しましょう。吸水性のよいものなら、肌にそっと当てて水分を取るお世話がしやすくなります。
コニコニでは、コンテックスのタオルアイテムをご紹介しています。肌触りや大きさ、使う場面を思い浮かべながら選んでみてください。
入浴料を使う場合は、使用条件を確認する
入浴料を使う場合は、対象年齢や使用方法、注意事項を確認しましょう。
入浴料を使う日も、お風呂上がりの保湿は別に考えることが大切です。湿疹などの肌トラブルがある場合は、使用について医師に相談してください。
重炭酸入浴料「ベビタブ」
ベビタブは、毎日のお風呂に使う重炭酸入浴料です。無香料・無着色の透明なお湯で、親子のお風呂にお使いいただけます。
毎日のお風呂だから、少し肩の力を抜いて。
コニコニは、赤ちゃんのお世話をするママ・パパにとっても、お風呂が無理なく続けられる時間であってほしいと考えています。
ベビタブの特徴や使用方法は、商品ページでご紹介しています。
かゆみや湿疹があるときは、小児科・皮膚科へ
保湿を続けてもよくならないときや、赤み・湿疹があるときは、ホームケアだけで解決しようとせず、受診しましょう。
特に、次のような様子がある場合は相談してください。
- かゆくて眠れない、遊びに集中できない
- かきむしって傷になっている
- ジュクジュクしたり、かさぶたができたりしている
- 赤みや湿疹が広がる、繰り返す
- 保湿剤を塗るとしみる、症状が悪化する
発熱を伴う、強く痛がる、赤みや腫れが急に広がる場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
保湿と、炎症の治療は役割が違う
保湿剤は乾燥を防ぐために使いますが、湿疹の炎症を抑える治療が別に必要になることもあります。
ステロイド外用薬などが処方された場合は、塗る部位・量・期間の指示に沿って使いましょう。不安があれば、自己判断で減らしたり中止したりする前に、医師や薬剤師に聞いてください。qa.dermatol.or.jp
市販薬も、子どもの年齢や塗る場所によって使えるものが異なります。大人用の薬や以前の処方薬を自己判断で使わず、相談して選びましょう。
子どもの乾燥肌について、よくある質問
Q. 保湿は、お風呂上がりだけでよいですか?
A. 乾燥しやすい場合は、朝と入浴後など、1日2回を目安に取り入れる方法があります。肌の状態や製品の表示、医師の指示に合わせて調整してください。
Q. 乾燥肌なら、石けんを使わないほうがよいですか?
A. 乾燥していても、肌を清潔に保つことは大切です。洗浄料をよく泡立てて手でやさしく洗い、十分にすすぎ、その後に保湿しましょう。湿疹がある場合は、洗い方も医師に相談してください。
Q. ワセリンだけでも保湿できますか?
A. ワセリンは、肌の表面を覆って水分が逃げるのを防ぐために使われます。単独で使うか、ほかの保湿剤と組み合わせるかは、肌の状態に合わせて考えましょう。
Q. 入浴料を使えば、保湿剤は不要ですか?
A. 入浴料と、入浴後に塗る保湿剤は別に考えましょう。入浴料を使っていても、乾燥が気になる場合は、お風呂上がりの保湿を続けてください。
Q. 肌着は、綿100%を選ばないといけませんか?
A. 素材だけで決めず、肌触りや縫い目、締め付け、着たあとの様子も確認しましょう。綿の肌着は選択肢のひとつですが、その子が快適に着られることが大切です。
Q. カサカサしているだけでも、受診してよいですか?
A. もちろんです。保湿しても改善しない、繰り返す、ケアの方法が分からないときも相談できます。普段使っている保湿剤や洗浄料を伝えると、診察時に相談しやすくなります。
毎日のケアは、できることから少しずつ
子どもの乾燥肌が気になると、「もっとよいものを使わなければ」と悩むこともありますよね。
まずは、やさしく洗うこと、こすらず拭くこと、保湿を続けることから。朝の着替えやお風呂上がりに肌を見て、いつもと違う様子に気づけるとよいですね。
かゆみや湿疹があるときは、ケアを頑張り続けるだけでなく、医療機関の力も借りてください。
親子にとって、無理なく続けられる方法を見つけていきましょう。
※この記事は、コニコニが運営していたママ向けメディア「mamioh」から移設・再編集したものです。





