赤ちゃんの成長スピードは驚くほど早くて、日ごとにできることが増えてきますね。離乳食が進んだら1歳~2歳くらいまでには母乳育児を終わりにする「卒乳」を経験する場合が多いです。

 各家庭の事情にもよりますが、幼稚園のプレ保育に通う場合は3歳になる年齢、つまり4月の新学期開始時点ではまだ2歳の段階で幼稚園での集団生活が始まることになります。場合によってはオムツを外してパンツで登園するように、と園から指導されることもあると思います。現に、コラム筆者がそうでした。
9月末生まれの私の子どもは、2歳半でプレ保育がスタートしました。良い機会と思い、このタイミングでおむつ外しを始めました。トイレの失敗もたくさんしましたが、家庭でのトイレトレーニングや幼稚園の先生方にも大変お世話になり、いつの間にかトイレトレーニングは終わっていました。
 

また、保育園では幼稚園と違い特にオムツが外れていなくても子どもたちそれぞれのペースに合わせてトイレトレーニングを徐々に始めてくれるようです。

 

子どもの成長を一緒に楽しもう! 

 

実は発達科学の観点からも、トイレの感覚をつかむことは自我の確立とも関係が深いと考えられていて、トイレトレーニングは体だけでなく精神面での発達と密接な関わりがある、と聞いたことがあります
トイレトレーニングを単に“おむつ外し”と捉えるのではなく、自我の芽生えというお子さんの自立の第一歩なんだと思うと、親の側の意識もちょっと変わってきませんか?
子どもの成長を楽しみながら、少しずつ親の手から離れていく我が子を愛おしく感じることもあると思います。
ただ現実はというと、おねしょやおもらしで洗濯物が増えたり床の拭き掃除はしょっちゅうだし、1日に何度も何度も子どもをトイレに座らせるために抱っこで持ち上げて腱鞘炎になったり魔のイヤイヤ期と重なったり、特に育児に主体的に取り組むママにとっては体力的・精神的に大変なことも多い時期です。
育児サークルなどで同年代の親子と情報交換やたわいないおしゃべりを楽しんだりして上手に気分転換をしましょうね。
また、トイレトレーニングの進み具合も他の事柄と同じ様に個人差が大きいものです。ですから他の子と比べたり焦ったりする必要はまったくありません。

 

 

 

おむつ外しを助ける便利アイテム5選

 

トイトレを楽しく実施するための便利なアイテムをご紹介します。
 

シール台紙

シール

子どもに「トイレに行けたね」「おしっこ/うんちが出たね」とシールを貼らせてあげれば、達成感が生まれます。単純ですが効果的。
 
 


絵本

出典:Amazon
トイトレに使える絵本は多数ありますが、我が家でよく読んだのは『ノンタン おしっこ しーしー』です。単純でかわいいので子どもが大好きでした。
 
 

補助便座、またはおまる

(体の大きさにもよる)

 大人のトイレではまだ小さい子どもには大きすぎます。大きいお子さんなら補助便座で、小さい子にはおまるがおすすめ。
 
 

踏み台

トイレにのぼる時だけでなく、うんちの時は足が床についていないと安定しないもの。踏み台の有無でうんちのトイトレが違います。ママの腱鞘炎予防にも!
 
 

トレーニングパンツ

 

少し前までは3層が主流だったトレーニングパンツですが、今は6層構造のトレーニングパンツも!

昼間はトレーニングパンツと濡れた感覚がわかる紙おむつを併用してみましょう。夜だけは通常のおむつを使用して、しっかり寝るのもおすすめ。

意外と困るのが和式トイレが使えない子がいること。家庭はほぼ洋式トイレが普及していますが、公園や公共施設のトイレなどはまだ和式の場合もあり、和式が使えないと緊急の場合にとても困ります。
また、小学校の入学説明会で「和式のトイレに慣れておくように」と言われるところもあるようです。
おむつ外しとは少々ずれますが、ぜひ和式トイレにも早い段階で慣れておくことをおすすめします。
 
 

まとめ

紙おむつを2、3年にわたってまとめ買いをしていました。おむつが外れてからもしばらくは、ドラッグストアで安売りしていると、「安い!買おうかな?」と思ってしまう自分がおかしかったです。
過ぎてしまえばあっという間のトイレトレーニングの時期を、我が子の成長の1ページとして楽しんでしまいましょう。