本来、子どもは大人よりも体温が高い傾向にあります。

 

しかし、日中に体温を測っても、体温が低いい場合に、活発に動こうとしない、無気力でだるそうにしているなどの症状がある場合には、低体温が原因で起こっているのかもしれません。

 

近年、子どもの低体温が増えていると言われており、お子さんの低体温を心配しているパパママも多いのではないでしょうか?

 

今回は医療系の国家資格を持った筆者が「子どもの低体温」について症状や原因、改善法などを含めて解説します!

 

 

子どもの低体温とは

 

 

36度を下回る場合は低体温

 

低体温のひとつの目安として、平熱が36度以下の場合は低体温であると言えます。子どもは大人に比べると体温が高い傾向にあるため、平熱が35度台である場合は症状が顕著に現れる場合があり注意が必要です。

 

通常、私たちの体温は一日のうちに0.6~1.0度の間で変移するためこの体温の差が少ないと、自律神経の乱れなどの原因になってしまいます。そのため、日頃から体温を測ってお子さんの平熱を把握しておくことや、規則正しい生活が大切になります。

 

一日の体温の推移として、朝方が最も体温が低くなりその後徐々に体温が上昇し、午後が夕方にかけて体温が最も高くなります。その後は徐々に体温が下がるリズムを繰り返します。

 

子どもの検温をするときは、起床後や登園後に測ることが多いため基本的に体温が低い時間帯ではあります。しかし、この際に36度を下回っているような状態であれば、やはり低体温の注意が必要です。

 

 

36.5〜37度の体温が最も免疫力が高まる

 

私たち人間には、自分自身のチカラで病気を直す事故免疫力という能力があります。この免疫力は、36.5〜37どの体温であると活発に働き、体温が1度下がるだけでも免疫力は30%も低下すると言われています。

 

つまり体温が低いほど、免疫力が低下することで、風邪やインフルエンザなどの感染症の病気にかかりやすくなるのです。

 

 

 

 

低体温で現れる症状とは

 

 

一日の体温変化が少ない、平熱が36度を下回っている場合がしばらく続く場合には、低体温の可能性があります。子どもが低体温の時にみられる症状は以下のような症状が挙げられます。

 

 

\こんな症状ありませんか?/

 

・朝、なかなか起きない、午前中眠たそうにしている

・集中力が続かない・やる気がでない

・ボーっとする、だるそうにしている

・風邪や病気に罹りやすくなった

・イライラしたり怒りっぽくなったりしている

・友達とのトラブルが多くなった

 

これらの症状は低体温だけに起こる症状ではありません。しかし、これまで穏やかな性格だった子どもが集中力や注意力が散漫になったり、急にカッとなったりする、外で遊ぶことが少なくなったなどの行動がみられるようになったら注意が必要です。

 

 

 

子供の低体温の原因とは

 

 

体温の調整が上手くいかないのは、自律神経の働きが乱れている場合があります。

 

自律神経は、体温をコントロールする働きだけでなく、感情のコントロールや胃腸の働き、呼吸、血圧など体のさまざまな器官に関与しています。

 

お子さんの体温が平熱を下回る日が続く場合には特に以下のような原因が考えられるかもしれません。

 

 

運動不足

 

外遊びや体を動かす機会が少ない場合は、体温変化が少なく最も体温が高くなる時間帯である昼過ぎでも体温が低い場合は、運動不足も一つの原因として考えられます。

 

近年、「夏は涼しい室内」・「冬は暖かい室内」でテレビやゲームで外遊びをする機会が減ってしまい、運動量が少なくなっている傾向があるため、それも低体温を引き起こす一つの原因と言えます。

 

 

睡眠不足

 

大人同様に、夜更かしをして睡眠不足になると自律神経が乱れる原因になります。夜型の生活はデメリットばかりなのです。

 

生活のリズムの乱れは自律神経の乱れの大きな要因になりますので、遅くまでテレビを見ている場合や夕飯の時間が遅いような場合には睡眠時間が短くなってしまう原因になりますので注意が必要です。

 

 

朝食を食べていない・しっかり食べていない

 

生活のリズムを整えるためには、起床後に朝食をしっかり食べて排便をすることが大切とされています。しかし、最近では朝食を食べない子や少量で済ませてしまう場合も多くそうしたことが生活のリズム・自律神経の乱れにつながる場合があります。

 

 

ストレス

 

家庭環境や、イベント事の前、引っ越しなど些細なことで子どもはストレスを感じやすくなります。ストレスは自律神経に大きく関与し、下痢や便秘、胃腸の不調などさまざまな不調を引き起こす原因になります。

 

 

 

 

改善法と予防法は、よく食べ・遊び・休むこと

 

 

お子さんが低体温にならないために、また低体温を改善させるためには日頃から生活リズムを整えることが大切です。パパやママは以下のことに気を付けてみてはいかがでしょうか?

近年、熱中症にかかる大人や子供が増えていますが、体温が低いと外気温の方が体温より上回ってしまいさまざまな不調をもたらします。

 

 

 

生活のリズムを整える

 

お子さんがテレビやゲーム、スマートフォンに夢中で夜寝る時間が遅くなってはいませんか?

 

また、朝ご飯をしっかり食べていない、排便のリズムが整っていない場合には生活リズムが整わず自律神経に影響を与える場合があります。

 

まずは、しっかりと睡眠時間を確保し、朝食を食べる習慣をつけましょう。

 

 

 

代謝を上げるために体を動かす

 

保育園や幼稚園に通っているお子さんは、園で体を動かす機会が多いですが、まだ通っていないお子さんの場合は公園に行くなど外出する機会を作りましょう。しっかりと運動したあとは水分補給も忘れずに!

 

しっかりと汗をかくことで体内のリズムも整うことでぐっすり眠れるようになり、基礎代謝のアップや免疫力アップの効果も期待できます。

 

 

 

入浴する

 

近ごろの子どもたちは冷暖房などの空調設備が整っている環境で過ごす機会が多いため自律神経が発達しにくいと言われています。

 

一日を通してお子さんの体温変化あまり見られない場合には、シャワーではなくお風呂に入ることも自律神経を整える一つの手段です。

 

ゆっくりお風呂に入る時間を作ることで、血流を促進させ基礎体温の上昇や自立神経を整える効果が期待できます。

 

 

 

まとめ

 

子どもの低体温は、近年取り上げられる話題のひとつで生活習慣が大きく関与しています。

 

これまで活発だったお子さんに変化がみられるようであれば、こうした改善策を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

そのほかにお子さんの体調が優れないようであれば病院を受診し医師による診察を受けましょう!