子どもの肌は大人よりも薄く、とてもデリケートなもの。そのため、子どもの乾燥肌に悩んでいるというパパ・ママは少なくありません。

 

乾燥肌というと冬だけのトラブルに思われがちですが、実は夏の間も、子どもの肌はダメージを受け続けています。ですのでスキンケアをしっかりとしてあげる必要があります。

 

今回は、暑い時期にも子どもが乾燥肌になってしまう原因と、その対策についてご紹介します。

 

 

 

乾燥肌になるのは冬だけではない?

    
 

 

筆者には3歳と8歳の娘がいます。どちらもとても肌が乾燥しやすく、冬には朝と夜、毎日の保湿クリームがかかせません。

 

例年春になると、クリームをぬるのは止めてしまうことが多かったのですが、ある年、夏休み中に一緒にプールへ行ったとき、子どもたちの肌がガサガサになっていることに気づきました。

 

触ってみると肌の表面がざらついていて、白く粉をふいているところもあります。

 

聞けばときどきかゆみもあるとのこと。乾燥肌のトラブルは冬場だけのものと思いこみ、保湿を怠っていたことを申し訳なく感じました。

 

湿気が多い夏でも子どもが乾燥肌になってしまう原因は、一体どのようなものなのでしょうか。

 

 

 

 icon-check-square-o 強烈な紫外線

 

 

夏の強い紫外線は、乾燥肌を引き起こす原因の1つです。

 

紫外線をあびると、肌のバリア機能が低下し、水分が蒸散しやすくなります。乾燥状態が進むと、さらに紫外線のダメージを受けやすくなり、炎症を起こすなどの負のスパイラルに陥ることもあるのです。

 

紫外線量は、肌寒い春の時期からぐんと増え、5月~8月ごろにピークをむかえます。紫外線対策は1年中するのが理想的です。

 

特に、暑くても気にせずに外を駆け回る子どもの場合は、日焼け止めをぬっても汗で流れ落ちてしまいやすく、紫外線によるダメージを防ぐのはとても難しいものなのです。

 

 

 

 icon-check-square icon-check-square-o  大量の汗

 

 

小さな子どもはとにかく汗っかき。外で遊ぶときはもちろん、クーラーをつけている部屋で寝ているときでさえ、汗をたっぷりかいています。

 

汗をかくのは体温調節のために必要なことですが、汗は蒸発するときに、肌のうるおいも一緒に奪っていってしまいます。

 

さらに、乾燥した肌は、汗に含まれる塩分やミネラルを刺激として受け取ってしまうため、肌のかゆみや炎症などを引き起こすこともあるのです。

 

汗による肌の乾燥を防ぐには、こまめに汗をふきとってあげれば良いのですが、何度もタオルなどで肌をぬぐうことも乾燥肌の原因となるため、対処に気を配る必要があります。

 

 

 

 icon-check-square エアコン

 

   

熱中症対策として欠かせないエアコンですが、肌には悪影響を及ぼすことも。

 

エアコンの冷たい風を直接顔や体に当てたり、必要以上に部屋の温度や湿度を下げたりすると、肌のうるおいも奪われてしまいます。

 

自宅では自分でエアコンの設定を調整できますが、外出先ではそうもいかないため、子どもたちは習い事の教室や商業施設のエアコンで、肌が乾燥してしまうことも多いようです。

 

 

 

 icon-check-square-o プールの塩素

 

 

夏の間にプールに通う子どもは多いのですが、プールの水には消毒のための塩素が含まれています。

 

塩素は肌の表面を急速に乾燥させてしまいます。もともと肌が荒れていると、それを悪化させる一因にもなります。

 

筆者の長女も、5歳のころからプール教室に通っています。プール後に肌のかゆみを訴えることが多かったのでよく話を聞いてみると、レッスンが終わったあと、シャワーできちんと体を洗えていないことがわかりました。

 

小さな子どもの場合は、ついシャワーをいい加減にしてしまい、皮膚に残った塩素が乾燥肌を引き起こしてしまうこともあるので、特に注意が必要です。

 

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 icon-check-square 石けんで洗いすぎる

 

 

夏場は特に、汗をかいたから、汚れがひどいからと、石けんでしっかり子どもの体を洗ってあげたくなります。

 

とはいえ、石けんで何度も洗ったり、スポンジで強くこすったりすると、必要な体の油分や潤いまでもを奪い取ってしまいます。皮脂の出やすい首回り・胸元・脇の下のみ洗うなど部分使いするのがおすすめです。

 

特にメントールが入った、肌の表面がスースーするような夏向きのボディソープは、乾燥を助長させることもあるので注意が必要です。

 

 

 

 

 icon-check-square-o シャワーだけで済ませてしまう

 

 

大人よりものぼせやすい小さな子どもは、暑い時期に湯船につかるのを嫌がることがあります。ぐずられると、つい「もうシャワーだけでいいや」と思ってしまうのですが、毎日シャワーで済ませてしまうと、乾燥肌を進行させてしまう場合があります。

シャワーだけでは、毛穴や角質の汚れが十分に洗い落とせず、その後にクリームなどの保湿剤をぬっても浸透しにくくなるためです。

またシャワーをあびるだけでは、エアコンから来る夏冷えを十分に解消できないため、血行不良による肌荒れを加速させてしまうこともあります。

 

 

 

 icon-check-square 保湿ケアをさぼりがち

 

 

筆者もそうでしたが、暑い季節は保湿ケアをさぼってしまいがちです。

夏のお風呂上りは肌が少し汗ばむため、「何もしなくても大丈夫そう」と思ってしまいますし、暑い時期にベタつくクリームを体にぬるのは、少し抵抗感もあります。

でも、お風呂上りの肌がうるおっているのは一瞬だけのこと。水分はどんどん蒸発してしまうので、保湿ケアを怠ると肌の乾燥が知らぬ間に進行してしまうのです。正しい保湿ケアを心がけてみてくださいね。

 

 

 icon-check-square 食事メニューを意識して体の内側から乾燥肌対策

 

夏は暑いし食欲も落ちるので、ついつい冷やしメニューを食べてしましがち。特に麵のメニューは子供たちが大好きなものが多いですよね。暑い夏でも体の内側は意外と冷えているのでなるべく温かいメニューがオススメです。

 

 

 icon-thumbs-o-up 乾燥肌の改善に役立つ栄養素

 

タンパク質

 ささみ、牛ヒレ肉、紅鮭、豆腐、納豆、卵、ヨーグルト、牛乳、チーズなど

オメガ3

 イワシやサバなどの青魚、エゴマ油など

オメガ6

 ごま油、レバー、卵など

ビタミンA  人参、かぼちゃ、うなぎ、豚レバー
ビタミンB2  納豆、さんま、卵、うなぎ、豚レバー
ビタミンB6  ささみ、さつまいも、サンマ、カツオ、バナナ
セラミド  生芋こんにゃく、ひじき、わかめ

 

 

スペシャルインタビュー

湘南藤沢形成外科クリニックRの総院長

山下 理絵(やました りえ)先生のインタビューも参考にしてくださいね!