赤ちゃんの頭の絶壁、どうすればいい?原因と対処法を紹介します

 

後頭部が扁平な形をしている、いわゆる「絶壁頭」は日本人に多いと言われています。絶壁であることで発達に影響が出る可能性は低いとされていますが、将来子どもが見た目で悩むのではないかと、気になるパパ・ママもいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、赤ちゃんの頭の絶壁の原因と対処法について紹介します。

 

 

 

赤ちゃんの頭の形が絶壁になる原因は?

 

生まれたばかりの赤ちゃんの頭はとてもやわらかく、成人に比べると変形しやすくなっています。

 

新生児の頭の変形は、遺伝や病気を原因とするもの以外に、外部からの圧力によっても起こります。子宮内での圧迫や、出産時の吸引分娩、向き癖などにより、頭の形がいびつになるのはよくあることです。

 

現在では、うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高くなると言われていて、赤ちゃんは長い時間仰向けで寝かせられます。その結果、後頭部が平坦化し、絶壁になることが増えているようです。

 

 

 

赤ちゃんの頭が絶壁だと発育に問題は出る?

 

赤ちゃんの頭の形が変形していると、発育に問題は生じるのでしょうか。

 

仰向け寝などを原因とする頭の変形が原因で、子どもの発達に遅れが出ることは、今のところ考えにくいとされています。

 

とはいえ頭のゆがみが大きいまま成長すると、見た目が気になったり、一般的なメガネやヘルメットが装着しにくくなってしまったりと、不都合が生じる可能性はあります。

 

赤ちゃんの頭の形が気になる場合は、健診時などに医療機関に相談の上で、自宅でできる対処法を行ってみても良いでしょう。

 

 

 

赤ちゃんの絶壁を予防・改善するには?

 

赤ちゃんの絶壁を予防・改善するには、同じ方向にばかり頭の重みがかからないようにすることが大切です。

 

 

同じ向きで寝かせ過ぎない

生後しばらくの間は、赤ちゃんはほぼ寝たきりで過ごします。同じ向きで長時間寝ていると、頭の一部分だけに圧がかかるため、絶壁の原因となることがあります。

 

向き癖があるときは、音を鳴らしたりおもちゃを置いたりして、横向きにしたり向き癖とは逆の方向に赤ちゃんの気をひくようにしてみましょう。

 

定期的にベッドメリーをつける位置を変えてみたり、ベビーベットやバウンサーを置く場所を変えてみたりするのもおすすめです。

 

 

抱っこの向きを変える

抱っこの場合も、頭部の一部だけが圧迫されないよう、一定の時間がたったら抱っこの方法を変えてみたり、赤ちゃんの頭をのせている腕を入れ替えたりしましょう。

 

 

 専用の枕を使う

赤ちゃんの頭を支える専用の枕が市販されています。有名なのは、円形で真ん中が空洞、またはへこんでいるドーナツ枕です。

 

頭部を丸く支える形状をしているので、絶壁予防や改善に良いと言われています。

 

また、赤ちゃんの背中にバスタオルを丸めたものを置くことで、向き癖とは逆の方向を向かせるという方法もあります。

 

枕を置く場合は、赤ちゃんの月齢に合わせた大きさのものを選び、赤ちゃんの呼吸を妨げることのないよう十分に気をつけましょう。

 

ただし、矯正用枕を使ったからといって、必ず頭の形が整うわけではありません。寝返りを始めるころになると頭が枕からずれてしまい、枕があってもあまり役に立たなくなることもあります。

 

ベビー枕はあくまでもサポートの1つと考え、必要に応じて利用するのが良いでしょう。

 

 

向き癖を防いでくれる

「Adokoo」の ベビー枕

 

出典:Amazon

 

真ん中が凹んだ形をしていて、赤ちゃんの寝返りをサポートしてくれます。

ホルムアルデヒト品質試験の基準をクリアしているため、安心して使えます。

 

この商品に関する口コミ

生後3ヶ月の息子用に購入しました。右への向き癖がひどく、頭の形が心配で様々な枕を試してきました。ベビー布団にセットだったものを含めて、この枕は5個目です。これまでの枕と比べて値段は少々高いですが、買った初日から真上を向いて寝てくれました。若干右上のときもありますが、これまで毎日真横を向いていたので、全然許せます。買って良かったと思える商品でした。

出典:Amazonレビュー

 

 

 

 

絶壁対策はいつまで必要?

 

赤ちゃんの頭は、生後半年ごろにはずいぶんと固くなり、また寝返りも増えて活発に動くようになります。

 

そのため赤ちゃんの絶壁対策は、おおむね0カ月〜6カ月の間に行うのが効果的です。

 

 

《 専門の病院で治療できる場合もある 》

 

一部の病院では、頭の変形を治す「ヘルメット治療」が行われています。

 

保険適用外のため30万円〜50万円ほどかかりますが、この治療は頭がやわらかい、生後3カ月から7カ月ごろに始める必要があります。

 

頭の形が大きくゆがんでいて気になるという場合は、かかりつけの小児科や専門の病院などに相談してみましょう。

 

 

 

筆者の赤ちゃんの絶壁対策

筆者の長女は吸引分娩で生まれてきたこともあり、生まれた当初は頭の形がとてもいびつでした。

 

1カ月ほどで少し良くはなりましたが、寝かせるとずっと同じ方向に顔が向いてしまうので、バスタオルを背中に添わせて、時々向きを変えていました。

 

また、添い寝で授乳をする場合は、まずは右向きの状態で飲ませたあと、親が場所を入れ替えて左向きで飲ませるなど、同じ方向ばかりにならないよう心がけていました。

 

1歳になるころには、頭の形はほとんど気にならないほどになっていましたよ。

 

 

 

頭の形を観察して見守ろう

赤ちゃんの頭の形が気になる場合、まずは健診時などに、かかりつけの小児科医に相談することをおすすめします。

 

頭の形のゆがみが問題のない範囲かどうかという判断は、医師でなければ難しいからです。

 

そして特別な治療は不要と言われたら、必要に応じて向き癖などに対処していくと良いでしょう。

 

ただし、赤ちゃんの頭の形は遺伝的要因で決まることがほとんどで、後天的な対策による変化はごくわずかだと言われています。

 

そのため、家庭でドーナツ枕などのアイテムによる矯正を行ったとしても、その効果は必ずしも高いものではなく、理想的な頭の形にならない場合もあるということを、あらかじめ理解しておくことが大切です。

 

赤ちゃんが座ったり歩いたりするようになり、眠る時間が短くなると、多くの場合は頭の形も整ってきます。また、髪の毛が増えてくると、それほど気にならなくなります。

 

成長にともなう頭の形の変化を、注意深く見守ってあげたいですね。