爆発的な成長がゆるやかになり、体もややほっそりしてくることの多い3歳児。

 

3年保育の幼稚園に入る時期でもありますから、周りの子どもたちとわが子を比べて、発育に問題はないか心配になる方も多いかもしれません。

 

 

そこで今回は、3歳児の身長と体重について解説していきます。

 

 

3歳児の平均身長・平均体重

 

まず、3歳児の平均身長・平均体重についてみていきましょう。

 

なお各数値は、厚生労働省が発表した平成22年度乳幼児身体発育調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22.html)を参考にしています。

 

表中の「低い」「軽い」「高い」「重い」については、

 

・ 低い / 軽い:100人中下から3番目に低い / 軽い

・ 高い / 重い:100人中上から3番目に高い / 重い

 

ということを意味しています。

 

男の子の平均身長・平均体重

 

3歳児の男の子の平均身長と体重は次のとおりです。

 

身長

低い

標準

高い

3歳0~

6か月未満

88.8cm

95.1cm

101.8cm

3歳6~1

2か月

92.0cm

98.6cm

105.8cm

 

体重

軽い

標準

重い

3歳0~

6か月未満

11.72kg

13.99kg

17.43kg

3歳6~

12か月

12.42kg

14.90kg

18.82kg

 

 

女の子の平均身長・平均体重

 

身長

低い

標準

高い

3歳0~

6か月未満

87.7cm

93.8cm

100.6cm

3歳6~

12か月

90.9cm

97.4cm

104.5cm

 

体重

軽い

標準

重い

3歳0~

6か月未満

11.04kg

13.53kg

16.76kg

3歳6~

12か月

11.83kg

14.56kg

18.27kg

 

 

3歳→4歳でどのくらい身長や体重が増える?

3歳から4歳になる1年間で、身長や体重はどのくらい増えるのでしょうか。

 

男の子の場合(標準値)

 

・1年間で伸びる身長:6.7cm

・1年間で増える体重:1.77kg

 

女の子の場合(標準値)

 

・1年間で伸びる身長:7.0cm

・1年間で増える体重:1.98kg

 

2歳→3歳になるときは、身長が約8.5cm、体重が約2.15kg増えていたことを考えると、体の成長が少しゆるやかになってきたことがわかりますね。

 

 

身長が伸びない、体重が増えていないと感じたら?

 

まずは成長曲線(発育曲線)をチェック

 

上述したとおり、3歳児はそれまでの発育スピードに比べると体の成長がゆっくりになるため、身長や体重の増え方が十分ではないのでは、と心配になる方も多いようです。

 

発育が標準的かどうかを確認したいときに役立つのが、母子手帳にも掲載されている「成長曲線(発育曲線)」です。

 

成長曲線(発育曲線)とは、ある年に測定した子どものデータをもとに、各年齢の身長・体重の平均値をつないで作ったものです。

 

母子手帳の場合は、成長曲線(発育曲線)が帯として描かれています。

 

この帯の中に身長や体重がおさまっているようでしたら、基本的にそれほど心配する必要はありません。

 

 

子どもの身長が成長曲線(発育曲線)からはずれている場合は?

 

子どもの成長は個人差が大きいものですから、成長曲線(発育曲線)に必ず入っていなければならないというわけではありません。

 

とはいえ、平均値から大きく離れている場合は、健康に問題がないか、念のため医師に相談することが望ましい場合もあります。

 

 

身長が「-2SD」を下回るかどうかが受診の目安

 

平均からどれくらい離れているか、というのを表す指標として「SD」というものがあります。

 

受診の目安となるのは、子どもの身長が「-2SD」を下回っている場合です。

 

「-2SD」とは、100人の同性同年齢の子どものうち、身長が低いほうから2~3番目となる数値です。

 

3歳児の「-2SD」の身長は次のとおりです。

 

男の子

女の子

3歳0か月

86.4cm

85.5cm

3歳6か月

89.5cm

88.8cm

 

 

子どもの体重が成長曲線(発育曲線)からはずれている場合は?

 

体重についても、成長曲線(発育曲線)の帯の中でないからといって、必ずしも問題があるわけではありません。

 

ただし病気や生活習慣が原因で、太り過ぎ・痩せ過ぎになっていないか、念のために確認した方が良い場合もあります。

 

 

肥満度が「+20%以上」や「-20%以下」の場合は受診の検討を

 

受診の目安となる「肥満度」は、次の計算式で求められます。

 

肥満度(%)={実測体重(kg)-標準体重(kg)}÷標準体重(kg)×100

 

なお、「標準体重」は以下の計算式で求められます。

 

・ 男の子:標準体重=0.00206×(身長(cm)×身長(cm))-0.1166×身長(cm)+6.5273

・ 女の子:標準体重=0.00249×(身長(cm)×身長(cm))-0.1858×身長(cm)+9.0360

 

肥満度の判定区分は次のとおりです。

 

「+20%以上」や「-20%以下」の場合は、医師や保健師などに相談してみるのもよいでしょう。

 

太り過ぎ

+30%以上

やや太り過ぎ

+20%以上~+30%未満

太り気味

+15%以上~+20%未満

普通

-15%超~+15%未満

痩せ

-20%超~-15%以下

痩せ過ぎ

-20%以下

 

 

毎月の計測を母子手帳に記録しておこう

 

子どもの発育状態を確認する上で大切なのは、現在の身長・体重だけではなく、どのような推移で身長が伸びているのか、体重が増えているのか、という情報です。

 

身長計や体重計は、地域の保健センターや児童館などにも置いてあるので、毎月1回計測し、母子手帳の成長曲線(発育曲線)の欄に記入するのがおすすめです。

 

もし成長曲線(発育曲線)からはずれた状態が続いている、あるいは身長や体重の増加が急に止まり、数か月にわたって変化していないといった場合には、念のため母子手帳を持って小児科で相談するのが望ましいでしょう。