「魔の二歳児」と呼ばれ、自我の芽生えと共に強烈な自己主張が始まる2歳児。

 

とにかく何でも自分の思うようにいかなければ、泣いたり暴れたりして反抗するので、「第一次反抗期」や「イヤイヤ期」と表現されることもあります。

 

子供が急に好き嫌いするようになったり、それまでの規則正しい生活リズムが乱れてしまったりした結果、子供の発育に不安を感じる方も多いかもしれません。

 

そこで今回は、2歳児の身長と体重について解説していきます。

 

 

2歳児の平均身長・平均体重

 

 

まず、2歳児の平均身長・平均体重はどのくらいなのでしょうか。厚生労働省が平成22年度に実施した乳幼児身体発育調査を参考に見ていきましょう。

 

表中の「低い」「軽い」「高い」「重い」については、以下の定義とします。

  • 低い / 軽い:100人中下から3番目に低い / 軽い
  • 高い / 重い:100人中上から3番目に高い / 重い

 

 

男の子の平均身長・平均体重

 

同調査によると、2歳児の男の子の平均身長と体重は次のとおりです。

 

身長

 

低い

標準

高い

206か月未満

81.1cm

86.7cm

92.5cm

2612か月

85.2cm

91.1cm

97.4cm

 

 

体重

 

軽い

標準

重い

206か月未満

10.06kg

11.93kg

14.55kg

2612か月

10.94kg

12.99kg

16.01kg

 

 

 

女の子の平均身長・平均体重

 

同様に、2歳児の女の子の平均身長と体重は次のとおりです。

 

身長

 

低い

標準

高い

206か月未満

87.7cm

93.8cm

100.6cm

2612か月

90.9cm

97.4cm

104.5cm

 

体重

 

軽い

標準

重い

206か月未満

11.04kg

13.53kg

16.76kg

2612か月

11.83kg

14.56kg

18.27kg

 

 

 

2歳から3歳までに、どのくらい身長や体重が増える?

 

 

2歳から3歳になる1年間で、身長や体重はどのくらい増えるのでしょうか。こちらも平成22年度乳幼児身体発育調査の結果を元に見ていきます。

 

男の子の場合(標準値)

  • 1年間で伸びる身長:4cm
  • 1年間で増える体重:06kg

 

女の子の場合(標準値)

 

  • 1年間で伸びる身長:5cm
  • 1年間で増える体重:24kg

 

1歳から2歳までの1年間では、身長が約12cm、体重が約2.6kg増えていたことを考えると、体の成長がぐんとゆるやかになってきたことがわかりますね。

 

 

 

発育に不安を感じたら?

 

 

1歳の頃に比べ、2歳になると発育が比較的穏やかになるため、身長や体重の増え方が気になる方も多いかもしれません。子供の発育状況が標準的かどうか気になる場合は、日常的に子供の身長や体重を計測し、母子手帳の「成長曲線(発育曲線)」ページに記録しておくのがおすすめです。

 

記録を残しておくと、後から振り返った際に、どういった推移で身長や体重が増えているかということがよく分かります。

 

子供の成長は個人差があるので、成長曲線から少しくらいはずれていてもあまり問題にならない場合もありますが、以下のような場合は念のため医師に相談してみると良いでしょう。

 

・成長曲線から大きく離れている場合

・成長曲線からはずれた状態が続いていたり、あるいは、身長や体重の増加が急に止まったり加速したりと、成長の推移に異常がみられる場合

・肥満度が±20%を超える場合

 

「身長が伸びない、体重が増えていない」と感じた場合の対処法について、より詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

 

 

✏︎関連記事はこちら

3歳児の平均身長・平均体重ってどのくらい? 成長曲線からはずれていたらどうする?

 

 

 

我が家には男の子が二人います。二人とも0歳の頃から保育園に通っており、子供たちがお世話になっていた保育園では毎月身体測定を行っていました。

 

我が家の子供たちは平均的な体格なので、身長も体重も常に平均値前後。最初の頃は毎月の身体測定を楽しみにしていましたが、そのうち身体測定結果にはあまり気を留めなくなるようになりました。

 

そんな時、身長も体重も長男より一回り大きいお友達のママとお話する機会がありました。

 

そのママは、子供の太りすぎを気にしていて、毎月の身体測定の結果に応じて食事内容を見直しているということでした。その子は背も高いのですが、体重も平均を大きく上回っていたので、ママは「食べさせ過ぎかな?」と常に不安だったようです。とくに、前の月に比べて1㎏以上体重が増えていた月は、少しカロリー制限してみたり、甘いものを控えてみたりと工夫していました。

 

ママ友の話を聞いて、私も改めて我が子の身体測定結果を見てみたところ、それまで気が付かなかったことに気が付きました。

 

我が家の子供たちの場合、夏の時期は毎月のように身長は伸びるものの、体重は全く変化がありません。一方、活動量が少なくなる冬の時期は、身長の伸びが緩やかになり、反対に体重が増加していました。1年間の変化だけを見ると、身長も体重も平均的に増加していますが、季節によってその伸び方に変化があったのです。

 

その変化に気が付いてからは、子供の食事量も季節によって少し調整するようになりました。例えば、夏場はよく動く上に体重はあまり増えないことがわかったので、「少し食べすぎかな?」と思っても、あまり気にしないことにしました。また、カロリーが高めのスポーツ飲料やアイスクリームも食べ過ぎなければOKとしました。

 

一方、冬場は子供たちも活動量が減るため、夏に比べて食べる量が自然と少なくなります。夏と同じ量を出すと、子供が食事を残してしまうこともありので、ご飯の量は控えめに。また、クリスマスやお正月などには、油断すると親子共々、御馳走を食べ過ぎてしまうこともあります。夏以上に暴飲暴食に気を付けた方が良いという自覚も生まれました。

 

ママ友にも私が気づいたことを伝えてみたところ、ママ友も「一年間を通して身長や体重の推移を見たことがなかった」と言い、すぐに子供の発育曲線を確認してみたということでした。それまでは、自分の食事の与え方によって子供の体重が増えすぎていたと考えていたようですが、季節的なものかもしれないという考え方が救いになったようです。

 

我が家の子供たちの発育パターンが、他の子供たち全員に当てはまるわけではありません。しかし、ある一時期だけの発育状況を見るのではなく、時間の流れを追いながら発育の推移を観察することがなぜ大切なのかということに対する一つの答えになるかと思い、ご紹介しました。

 

 

 

 

定期的に身体測定を行い、気になることがあれば小児科へ!

 

ハイハイから歩けるようになり、どんどん活動範囲が広がる1歳児。それに対し、2歳児は自我が強くなり、言葉が出始める時期です。親子の意思疎通ができるようになり、大きな喜びを得られる一方で、トイレトレーニングやイヤイヤ期など、親にとっての試練が重なる時期でもあります。

 

「バランスの良い食事」や「早寝早起き」は、子供の発育には欠かせない要素です。しかし、子供の成長と共に、こういった規則正しい生活からは程遠い生活になってしまうこともあるでしょう。

 

子供の成長に不安を感じたら、まずは定期的に身体測定を行い、母子手帳の成長曲線の欄に記入してみましょう。もし子供の成長曲線に異常と思われる様子が見られた場合は、念のため母子手帳を持って小児科で相談してみると良いでしょう。