おくるみ(スワドル)って何?種類や使い方について

おくるみとはその名の通り赤ちゃんをくるりと包み込む布のことで、別名スワドルとも言います。出産直後から使えるアイテムなので、出産祝いとしてもらう方も多いでしょう。おくるみは長い間使える上、マルチに活躍してくれる優秀なアイテムです。今回はおくるみのさまざまな使い方についてご紹介します。

 

 

1.おくるみとして

 生後間もない赤ちゃんを連れて外出する際、おくるみが大活躍します。おくるみにはさまざまな形や大きさのものがあり、巻き方も多種多様です。

 基本の巻き方は、赤ちゃんをおくるみの上に乗せ、左、下、右と順番に赤ちゃんの体を包んでいきます。この時、赤ちゃんが苦しくないように気を付けますが、あまり緩すぎるとすぐに形が崩れてしまいますので程よいフィット感を意識します。

 

 

2.ブランケットとして

 赤ちゃんはいつでもどこでもお昼寝しますよね。日中の温かい時間帯にお昼寝をする場合、夜用のお布団だと汗をかいてしまう可能性があります。また、外出先でお昼寝した場合、すぐにお布団を借りられない場合もあるでしょう。そんな時、おくるみがあれば簡易ブランケットとしてすぐに使用できます。

 

 

3.お昼寝シーツとして

 実家や友人宅などで赤ちゃんを寝かしつけたいと思った時、自宅のようにベビー布団がなくて困ってしまった経験はありませんか?固いフローリングやホコリなどが気になるカーペットの上に、そのまま赤ちゃんを寝かしつけるわけにもいきませんよね。そんな時、おくるみがあれば床にサッと敷いてシーツ代わりにすることができます。

 また、訪問先でお布団を用意してもらった場合でも、おくるみをお昼寝シーツとして使うメリットはあります。お布団の上におくるみを敷いておけば、万が一赤ちゃんがよだれを垂らしたり母乳を吐き戻してしまったりしても、汚れを最小限におさえられます。

 

 

4.オムツ替えシートとして

 赤ちゃんのオムツ替えをする際、床を汚さないようにするためのアイテムがオムツ替えシートです。防水加工や抗菌加工などが施された専用のシートが販売されていますが、外出の度に持ち歩くのは大変ですよね。機能面では多少劣りますが、おくるみでも十分代用できます。

 大きなおくるみをオムツ替えシートとして使用する場合は、邪魔にならないように折りたたんで使用するとより使いやすくなります。オムツ替えシートとして使用すると、赤ちゃんの排泄物などで汚れてしまう可能性も考えられます。もし汚れてしまった場合は、ポリ袋などに入れて密閉し、帰宅後すぐにしっかり洗うようにしましょう。

 

 

5.授乳ケープとして

自宅以外の場所で授乳する際、胸元をさりげなく隠してくれる授乳ケープ。こちらも専用アイテムが販売されていますが、おくるみでも代用可能です。

 大きなサイズのおくるみなら、おくるみの端を首の後ろ側で結ぶだけで簡易授乳ケープに早変わりします。比較的小さなおくるみなら、百均などで購入できるマルチクリップを使用すると便利です。

 

そもそも授乳ケープって必要なアイテムなの?とよく聞かれます。最近では、デパートやショッピングモールだけでなく、スーパーや子育て支援施設などにも授乳コーナーがあるため、人前で授乳する必要性を感じない人も多いかもしれません。

 

かくいう私も、第一子である長男を出産した時は、授乳ケープ無しでも全く不便は感じませんでした。授乳ケープを愛用するようになったのは次男が誕生してから。当時すでに3歳になっていた長男に合わせて生活していたため、休日はほぼ毎日公園へピクニックに出かけていました。近くで授乳スペースを探すのも面倒になり、授乳ケープをよく使用するようになりました。一度授乳ケープを使い始めると、その便利さにすっかりハマってしまいました。

 

授乳ケープは赤ちゃんの肌に触れるものなので、いつでも清潔に保ちたく、使用するたびに洗濯していたのですが、外出の頻度が増えるとなかなか洗濯が追い付かないこともありました。そんな時は、おくるみや薄手のバスタオルなどを授乳ケープとして代用していました。

 

 

6.ベビーカーの日よけとして

 日差しが強い初夏から夏にかけては、ベビーカーに乗せた赤ちゃんの熱中症や日焼けなどが気になりますよね。ベビーカーについている幌(ほろ)も多少日よけの役割を果たしてくれますが、完全に防ぐことはできません。

 

そこで登場するのがおくるみです。ベビーカーの幌の部分におくるみをかければ、直射日光を防ぐことができます。より安定させたい場合は、マルチクリップなどで幌とおくるみを固定しても良いですね。おくるみを日よけとして使用する場合は、ベビーカー内に熱気がこもってしまわないよう、通気口となる隙間を確保するようにしましょう。

 

 

7.車内の冷房対策として

 日よけとして使用するおくるみは、室内では冷房対策として使うこともできます。猛暑日には、電車や車の車内で時には冷房が効きすぎていると感じることはありませんか?外でかいた汗が冷房によって急激に冷えてしまうと風邪の心配もあります。

 

日よけ対策として使用するように、ベビーカーの幌におくるみをふんわりとかければ、冷房が赤ちゃんに直接あたるのを防いでくれます。また、ブランケットのように赤ちゃんのお腹や足回りをくるんであげても良いですね。

 

 

おくるみは何枚あっても困らない!育児の必須アイテムです

 赤ちゃんをおくるみで包んで抱っこするのは、生後2か月くらいまででしょう。しかし、おくるみは他にもたくさんの使用方法があり、何年も長く使えるアイテムです。

汚れても手軽に洗濯でき、すぐに乾くので、育児中のあらゆる機会で大活躍!赤ちゃん用として使わなくなっても、大人用のひざ掛けとしても活用できますし、何枚あっても困らないのでプレゼントにおすすめです。